egaoninaruのブログ

54歳。日々疲労と戦う私。子育て、仕事、自分のことなど、日々のことを綴っていきたいなあと思っています

私を離さないで2

今日、ドラマ私を離さないでを観て、大泣きでした。(T . T)


美和が死んじゃいました。


観てない方はわからないですよね。(>_<)


ざっくり言うと、3人のクローン人間の友情、愛情物語です。


現実ありえない設定のドラマなのですが、私がこのドラマを観ていろいろ泣けるのは、どこか共感する部分があるからなんだと思います



3人のクローン人間は、

美和、恭子、トモという女2人、男1人の3人です。


美和はワガママで見栄っ張りな性格


恭子は頭が良くて、可愛くて優しい性格。


トモはサッカーが大好きで、不器用だけど、純粋で優しい性格


クローン人間の使命は、臓器提供者になるということ。


生まれた時から決まっている避けられない運命なのです。


提供を繰り返し、最後に終わりの日を迎えるわけです


小さい頃は、もちろん親などいないので、施設で暮らします。


寂しがり屋で、甘えん坊でワガママだった美和は、最後の提供の日、恭子に言うのです。


恭子に憧れてた。恭子になりたかった。離れたくなかった。わたしの宝物だったと。


恭子は、手術室に連れて行かれ、パニックになり怖がる美和の手を握りながら、幼いころ施設長から言われた


「あなたたちは困っている人を救うために提供者として選ばれた天使なのです」


という言葉を、同じように美和に言うのです。


私たちは天使なのだと。


私が泣けたのは恭子が美和に宝箱を見せているところから、この別れの場面までです。


宝箱って、なんかわかるんです。


私も両親が離婚して、小学校の時、施設に入所したことがあったからです。


親がいない施設という世界は特別な世界なのだと思います。


当たり前のように、自分の世界がないというか…


あの、宝箱に大切なものを入れる感覚…なんか、あの頃を思い出すのです。


美和の恭子に対する執着心。

親の代わりですね。


こみ上げてくる寂しさは、とてもわかります。


美和は、私の妹とかぶるのです。


恭子の気持ちが、自分に近いです。


そして、もう一つ思うのは、命についてです。


臓器移植に対するなんとも言えない気持ち。


心臓移植の場合は、誰かの命と引き換えなのです。


脳死は死なのか?

いろいろ考えても、結論はわかりません。


ただ、なんとも言えない嫌悪感もあるのです。


子どもの場合など、脳死だからとしてもよく心臓など提供できるなと。


ドラマ「私を離さないで」

原作は読んでませんが、人間の恐ろしさや、生命観、そして究極の寂しさや孤独感、死への恐れが描かれたドラマですよね…


しかし、美和役の水川あさみさん、演技良かったなあ。


恭子の綾瀬はるかさんもいい演技されてると思います