介護の現実
児童虐待、老人虐待のニュースが、後を絶ちません。
どちらも弱いものいじめですね。
いろいろと議論されています。
私の介護に対する意見として、やはり介護する人にはまず、向き不向きがあると思います。
とにかくストレスは多いです。
自分の思い通りにいかないからです。
いくら、真面目に世話をしても、認知症があれば特にですが、かなり要求が高かったり、文句言われたり、怒鳴られたり、殴られたり、噛まれたり、手を取られ仕事が全然進まなかったり…
イライラすることは多い。
しかも、家族も要求が高かったりする。
ホテル並みのサービスを求めてくるけど、とても、仕事的に回りません。
介護人1人で何人もの人をケアしていかなければならないのです。
Aさんに手を取られて、Bさんのことが遅くなった時に、遅いと怒鳴られるとか、チッと舌打ちされたり、無視されたり。
いろいろあります。
反対に、家族を含め介護される側としては、絶対虐待なんかされたくありません。
私だって嫌です。
なので、人間教育がかなり必要なのですが、なかなか、その時間がありません。介護技術の取得だけで精一杯です。
そのため、天性と言いますか、やはり向いている人に仕事をしてほしいわけです。
介護士、看護師、保育士や教師などの職業の方たちは特にですね。
人間のうち特に弱者相手ですから。
ただ、看護師や教師より、介護士の方は給料も安く、過酷勤務という点で、特に人間性が高くないと、正しくやっていけないでしょうね。
介護する人間って大きく二つのタイプに分かれると思うのですが、何か言われたり、手がかかったりした時、自分が落ち込んだり、疲れてパワーダウンするタイプと怒りが相手にいくタイプがいるように感じます。
怒りが相手にいくタイプは、エスカレートすると虐待へ。
自分に向くタイプは、エスカレートすると介護鬱へと。
これは、単なる私の意見であり、正しいかどうかは別として、介護される側もする側もお互いもう少し楽にというか、いい加減に介護できたらと思うのです。
転倒させたら、なんてことを!って事故報告。責任が重大です。
だから抑制するなんて、おかしい。そこで、見守りをするのですが、それを監視されてると思う人も多いのです。
自分のことは自分でしたい、当たり前ですし、むしろ依存的な人より、よっぽど良いことです。
お互い、気をつけて、それでも転倒してしまったら仕方ないじゃありませんか?
でも、そんなこと許されないです。何がなんでも転倒させてはならないのです。
歳をとってご飯が食べられなくなった時、胃に穴を開けて栄養を入れるのか、点滴をずっとされるのか、悩むところですが、選択の一つとしてもう、自然でいいじゃないですか。
食べられたら食べたいものを食べる。
誤嚥が怖くて、絶食で点滴されるだけの日々。
入院すれば、80歳でも、90歳でも嫌がっても無理やり何度も点滴され、採血され検査される。
1日でも、長く生きてほしいという願いと、だからできるだけの医療をすることは別なような気がします。
そして介護の場合は、医療ではないのです。
お互いに感謝し合いながら、お互い無理がないように、のんびり生活できたら理想ですね。
認知症から、理不尽なことを言ったり、叩いたり、嘘つきよばわりされたりあると思いますが、他人だからこそ冷静に相手をできるのです。
これからの介護の現実を思うと、正直不安ですね…
結局、子育ても介護もいい加減が、大事なんだと思います。
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