夏目漱石「こころ」
無口な高2長男が、珍しく話しかけてくれました。
時々、学校の授業のことを話してくれるのです。
今回話してくれたのは、現代文の授業で習った、夏目漱石の「こころ」についてでした。
「こころ」のなかで、出てくる内容について話し出したのです。先生にここはどう思うかと聞かれたなど。
有名な作品でありながら、恥ずかしいことに、ちゃんと読んだことがなく、
あらすじをきいてみました。
なるほど、あらすじを聞きある程度理解した私は、先生の質問に対し、どう思ったのか、あらためて聞き返しました。
すると、真逆ともとれる解釈をしていて、私が、こうだろうと話すと、結局先生もそのような答えを話したらしいのですが、その正解に対し、自分だけでなく班の生徒みんなで驚きがあったらしいのです(o_o)
ものすごく、興味が湧き上がり、思わず、教科書見せてと言って、借りて熟読してしまいました(-_-)
そうしたら、ここに答え書いてあるじゃんという箇所を見つけました。
まあ、読み取りの力不足はさておき、物語の解釈が、子どもといろいろと違うことが、なんだか興味深かったですね。
で、いろいろ読み返しながら思いにふけり、この時間まで起きてしまいました(^_^;)
やはり、有名な作品だけあってか、引き込まれますね。
なんとも一言で言えない読後感がありました。
すみません、今さらなのですが…。
無知ですね、私(^_^;)
こうやって、授業で習ったことを話してくれると、楽しいし、嬉しいです。
国語に限らず、数学や物理なども話してくれることもありました。
でも、本当にたま〜にですよ。
以前も山田詠美さんの「ひよこの眼」を授業で読んで、なかなか良かったと話してくれたことがあり、これまたその時すぐに読ませてもらいました。
あの話も無理心中で自殺の話でした。
自殺の話は、なんか心にずーんと重たいものが残ってしまいますね。
今の子どもたちは、このような作品を読んでどう感じているのでしょうかね?
もっと息子にも聞いてみたいです。
夏目漱石の「こころ」も、人間の複雑でいて、実は単純な心理がうまく描かれていて、いろいろ考えさせられました。(あくまで私の勝手な解釈ですが)
最後の文面の
「そうして振り返って、襖にほとばしっている血潮を初めて見たのです」
なんだかぞくっとしましたね…
息子も「血潮って…、すごい表現だな」と言ってました。
血潮という表現はどのような感じがしますか?など先生がみんなに問いかけたようです。
現代文の授業楽しそう。
本当はいろいろ、自分の子どもたちから教えてもらいたいなあと、願ってるのですが、たぶん面倒だから、気が向いた時しか無理でしょうね。
だって、今さら大人に勉強のこと聞けないですものね〜(^◇^;)
叶うのなら中2長女と一緒に塾に通いたいくらいだけど。(*^_^*)
また、長男の学校の話、楽しみに待ちたいと思いますo(^▽^)o
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